人生立て直し編

知らない番号からの着信

それは大学2年後期の初秋

学食で、『いつもの』スペシャルうどん(自分で勝手に命名)を食べている時だった。

スペシャルうどん、何がスペシャルかというと、かき揚げ、卵、油揚げを全部トッピングと ...

大学編

心の奥底から湧き上がるもの

ひとしきり泣いた私に、松島さんが続けた。

「妹さんのことを助けたいと思うのなら、君自身がしっかりしないと。君自身が幸せじゃないと、助けられないよ。」

「必ず、『兄さん助けて』という日が ...

大学編

受け止められないほどの悲しみ

茉奈が出ていって数カ月。

ショックすぎて、辛すぎて、『涙も出ない』くらい、現実を受け止められていなかったようだ。

ヤケを起こし、自暴自棄になってみても、一向に心が晴れない。

大学編

自暴自棄な日々、何もする気が起きない。

3カ月程、こんな毎日を過ごしていた。

『このままじゃいけない』

そう思っても、心と体が追いつかない。

部屋の片隅に置いてある、組み立て前のカラーボ ...

大学編

俺は、なんということをしてしまったのだろう。

傷害事件に遭って傷付いている妹に、平手打ちをするなんて。

最低の兄貴。

いや、女性をひっぱたくなんて、男としても最低だ。

俺なんて、マトモに ...

大学編

年が明けた。

東京の冬も案外寒いんだなと感じていたある日、見知らぬ電話番号から着信が。

「もしもし、茉奈さんのお兄さんですか?私は梨元と申しまして・・・」

お電話いただき、『恐縮です』

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