3.気持ちを裏切られるつらさ

大学編

メールの受信時間は30分程前のAM7時半

慌てて電話をかけた。

「急にどうしたの?」

「聞かないで」(聞かないでといいながら電話を取るって?)

「何かあったの?俺、なにかしたっけ?」

「座右くんのせいじゃない。全部私が悪いの。」

「座右くんのせいじゃない。私が、遠距離の寂しさに耐えられなかったのが悪いの。」 (といいながら、悪いのは遠距離恋愛になってしまったから私悪くないとの自己弁護?)

このへんから、なんとなく何があったのか、察しました。

バイト先に新人が入ってきた。 その新人の歓迎会が昨晩あって、そこで寂しさを紛らわせるためにお酒をいつもより多く飲んでしまって そのままそいつの家に ・・・

首筋あたりの血液が、逆流するような感覚。

頭は熱を感じるのに、手足が冷めていく。

吐き気を感じる。

「なんでなんだよ!なんでそんな、今日バイトに入って、今日会ったばかりの男と、そんなことになるんだよ!」

「ごめんなさい。だから別れて!座右くんを傷つけてしまった私が悪いの。」

そんな幼稚なやりとりを、小一時間、繰り返しただろうか。

電話を切り、布団に潜りました。

そのまま、大学に行かず、布団のなかでイジけていると、所長から電話が。

「おい!夕刊の時間、とっくに過ぎてるぞ!どこにいるんだ?」

仕事なので、配達にはいかないといけない。

重い体を引きずりながら、夕刊の配達を済ませ、また、布団に潜りました。

「大学行くのめんどくさい。誰かに会うの、しんどい。」(って、誰も会う相手いませんでしたが。)

朝刊と夕刊の配達と、集金だけは仕事なのでやっていましたが、それ以外のことをやる気力が湧かず、自暴自棄な毎日を過ごしていました。

そして、大学1年の前期課程を、20単位中4単位しか取れないという、無様な結果に。

正直、毎日の新聞配達が辛く、大学に行っても、講義中、疲れて寝ることも多かった。

そこに、彼女に浮気をされるという、ショックなことが重なり、メンタルが豆腐のようにふにゃふにゃだった私は、毎日ウジウジと腐ってしまいました。

メンタルの弱さの原因

当時18才。

幼稚でしたね。

そんな女のために、なにも大学行けなくなるほど、傷つくことはない。

それに、正直、どこが好きだったのかも、あまり思い出せない。

Yさんと別れ、ホームレスから一人暮らしになって、寂しく、心細かったところに、たまたま向こうから好意を持たれ、付き合うようになった。

相手のことが好きだったというよりは、

『男としてのプライドを傷つけられた。』

『付き合うということは、お前の体は俺のモノ』

こんな、『執着心』、『征服欲』みたいなものだったのかなと思う。

今振り返ると、こういう執着心や征服欲みたいな心が、母親に似ているなと感じ、当時の自分のことが嫌いですね。

あんなに恨み、嫌っていた母親に、自分も似ている部分を感じる。

あんなに軽蔑していた父親のように、嫌なことがあると、自暴自棄になる自分の弱さ。

貧しい家庭、恵まれない幼少期が、抑圧された性格を作り出してしまったのかとも考えたこともありますが、色々振り返って分かったこと。

どうも私は、生まれつき、メンタルがめちゃくちゃ弱かったようです。

元来、メンタルが打たれ弱く生まれてきたんじゃないかと、自分で感じます。

そんな私のメンタルを、さらにクラッシュされる出来事が、畳みかけてきます。

運命が私に、更に追い打ちをかけてくるのでした。